先日のグループレッスンでの出来事。
レッスン最後のエクササイズで、突然、あるお客様が…
「うわっ、ついた! 初めて床に手が触れた!!」
とおっしゃいました。
そのエクササイズは、立ったままで前屈するエクササイズ『ロールダウン・スタンディング』。
私の担当するグループクラスでは、レッスンの前後に取り入れているエクササイズです。
背骨や股関節の柔らかさ、バランスを確認しながら、レッスン前後の変化も実感していただいているエクササイズです。
一般的に『立ったまま前屈』したとき、骨盤の底辺にある「坐骨」という骨が最終地点で後方を向きます。
そのためにはお尻や太もも裏の伸びが必要となります。そして、お尻や太もも裏の伸びは、前屈する際の背骨の動きの助けにもなります。
筋肉は硬過ぎても、ハリがなさ過ぎても、見た目や関節の動き、身体の安定性に影響します。
筋肉は縮めて・伸ばしてバランスよく鍛えることでしなやかな筋肉となります。
話戻って。
そのお客様とピラティスをご一緒して、もう4年近く経ちます。
週に一回欠かさずグループクラスを受講し、グループクラスがコロナ禍で開催できなかったときも、プライベートレッスンに変更したりと、そのペースを崩すことなく通われました。
「身体がが硬いんです…柔らかくなりますかね?」「筋力、つきますかね?」そんなご不安を持ちながらのスタート。
継続する中で、柔軟性が生まれ、筋力がつき、そして、美しさが増しました。
続けることを、決してやめない。
また、お客様から学ばせていただきました。
感謝。